音声ARの導入でショーウィンドウ体験が進化
株式会社阪急阪神百貨店は12月28日、同社が運営する「阪急百貨店うめだ本店」のショーウィンドウにおいて、音声AR「SARF」を導入したお正月展示を開始したことを発表しました。
フォトスポットとしても人気の高い阪急うめだ本店1階コンコースのショーウィンドウで2020年12月27日から2021年1月13日まで展開されます。
音声ARシステムは新たに導入したもので、今回が初お披露目となります。採用されている「SARF」は、エイベックス・エンタテインメント株式会社が手がけるもので、GPSやビーコンで取得した位置情報をもとに、近隣特定の場所に紐付けられた音声コンテンツを配信する仕組みになっています。
事前に手持ちのスマートフォンなどにアプリをダウンロードし、該当するウィンドウの前で立ち上げさえすれば、阪急うめだ本店のコンテンツが候補として表示されるので、あとは再生ボタンを押すだけです。
その場で音声コンテンツの再生が始まり、ショーウィンドウで展開されている展示物の説明を聴くことができます。アプリが多言語対応となっており、在留・訪日外国人の方も使い慣れた言語で楽しみ、文化に触れることが可能です。
今後のインバウンド活用にも期待
今回の展示は、倉流1,200年のいけばな嵯峨御流の華道家によるいけばな『迎春花』を主体としたもので、美しい日本のお正月を7面にわたる大きなショーウィンドウを舞台に、迫力ある表現で楽しむことができます。
コンコースを歩けば、まるで美術館を訪れたかのように、気軽に見て聴いて、そして撮って、華々しい雰囲気の表現芸術を味わうことができるようになりました。
フォトスポットからフォト&ボイススポットとして進化し、多言語にも対応することで発信力を増したウィンドウは、アフターコロナのインバウンドにも大いに寄与するでしょう。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社阪急阪神百貨店によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000766.000014431.html