上田市にて多言語案内システムの運用が開始

サイネージディスプレイにて観光情報を提供

東急株式会社は、4月1日、長野県上田市の上田電鉄上田駅と別所温泉駅に設置した、多言語案内システムの運用を開始しました。

この多言語案内システムは、サイネージディスプレイ(タッチパネル)型の端末にて、AIチャットボットと遠隔接客を組み合わせたサービスを備え、上田市を訪れる観光客に日本遺産や観光、交通などに関する情報を日本語と英語の多言語にて提供します。

視覚的に案内、おすすめのルートも提案

音声対話型AIチャットボットによる「AI案内サイネージ」では、観光や施設などの案内を視覚的に行います。駅構内での利用においては、乗り換え案内や駅周辺案内、飲食店の店舗検索も可能です。

また、「たび診断」では旅に関する質問に答えることで、利用者のニーズや嗜好性に合わせたおすすめのルートを提案します。より詳細な案内が必要な場合には、端末と観光案内所をつないだ「遠隔接客」にて、担当者が利用者の質問や困りごとに対応します。

約7割の課題を解決

同サービスは、上田市日本遺産推進協議会が実施する「多言語案内システム運用業務」の2022年度事業受託者に採択されての運用となり、実施期間は2023年3月31日までとなります。

上田市での事業受託は、静岡県やみなとみらい地区での実証実験に続く3例目となり、初の本導入となります。静岡県での実証実験では、約5か月間で延べ2,103人が利用し、アンケートからは、利用者による課題の約7割が解決されたことが分かりました。

同社ではこのサービスにより、地域を訪れる観光客に新たな学びや発見ができる機会を提供します。また、今後も地域回遊促進や案内業務の効率化などを図る、全国の観光案内所などへの導入を促進します。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

東急株式会社 お知らせ
https://www.tokyu.co.jp/information/

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