会議用自動同時通訳サービス「MeeTra(TM)」提供開始

同時通訳の技術にてシームレスな翻訳を実現

TOPPANホールディングスのグループ会社、TOPPAN株式会社(以下、同社)は6月3日、会議用自動同時通訳サービス「MeeTra(TM) (ミートラ)」の提供を開始しました。

同社では、総務省による委託研究「多言語翻訳技術の高度化に関する研究開発」を2020年より実施、この委託研究にて培ったノウハウと同時通訳技術を活用したサービスにより、ビジネスなどにおける対面での会議やWeb会議にてシームレスな翻訳を実現します。

なお、同サービスは提供開始に先立ち、今年4月より金融庁にて採用されています。また、総務省による委託研究は、多言語自動翻訳技術において現在実用化されている「逐次翻訳」の技術を「同時通訳」の技術にまで高度化し、ビジネスなどへの利活用を目指す取り組みです。

国産翻訳エンジンにて日本語に強みを持つ高い翻訳精度

「MeeTra(TM)」は、日本語、英語、韓国語、中国語、フランス語に対応、オフライン環境での利用が可能なため、秘匿性の高い会議での利用に適します。日本語特有の言語構造を踏まえて学習された国産翻訳エンジンを活用、日本語に強みを持ち高い精度での訳出が可能です。

この自動同時通訳機能では、発話を適切な単位で区切り、その一部ずつの訳出を繰り返し行う同時通訳の手法を機械的に実現、これにより翻訳にかかる時間を大きく短縮、ボタン操作や発話のタイミングを計る必要もなく、シームレスかつリアルタイムな翻訳を実現します。

オンライン会議システムの普及により、外国人との会議の機会は増えたものの、英語を得意とする日本人は未だ多くはなく、複雑な内容を含む会話には課題があるのが現状です。同社では今後も、多言語コミュニケーション基盤を社会に広く構築し、外国人との円滑なコミュニケーションの実現に努めます。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

TOPPAN
https://www.holdings.toppan.com/

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