メドリング、AI・遠隔診療活用のスマートクリニックをベトナムに開業

多言語対応・クラウド型の自社電子カルテなど

医療DX・ヘルステック開発を手がけるメドリング株式会社(以下、メドリング)は、AIなどのデジタル技術を活用したスマートクリニック事業の1施設目として、2020年10月31日より、ベトナム・ハノイのイオンモール ハドン店内に現地ベトナム人富裕層向けのスマートクリニック「METiC(メティック)」を開設します。

「METiC」では、最新デジタル技術および日本式オペレーションで、小児を含めたプライマリケア・生活習慣病を対象とした日本水準のクリニックを展開し、高血圧を患う富裕層や、糖尿病や肥満症の小児などに対応します。

そして、日本水準の診療を実現するため、多言語対応・クラウド型の自社電子カルテなど、デジタル技術を活用します。ベトナムは一部の大規模病院を除き、ほとんどの医療機関が紙カルテのままとなっており、クリニック領域におけるクラウド型電子カルテの活用は画期的なものとなります。

さらなるデジタル技術活用として、遠隔技術を活用し、日本の医師とベトナム人医師・患者・医療通訳とを繋ぎ、グローバル遠隔診療を実施するとともに、自社電子カルテに集積される医療データを活用し、診断支援機能・重症度評価機能・治療方針作成支援機能という診療支援AIを実装します。

東南アジアにおける医療偏在の解消を目指す

メドリングは、日本医療に関する技術・ノウハウを活用して、東南アジアにおける医療DXを目指す会社です。

また、ベトナムでは、日本における「かかりつけ医」と呼ばれるような地域のクリニックが存在するものの、診療の質にバラツキがあることから、都市にある国立病院などの大病院へ患者が集中し、外来の待ち時間や治療・手術の待機日数が多い点が社会課題となっています。

こうしたクリニック領域における質量両面の不足という課題を解決するため、ベトナムを皮切りに、東南アジアにおいてスマートクリニックチェーンの展開を進めることとなったものです。

今後5年間で、テクノロジー技術を活用した日本式スマートクリニックを東南アジア4カ国100施設に展開することを目指し、2021年4月にはベトナム2号店としてハノイのイオンモール ロンビエン店内にクリニックをオープンする予定です。

METiCがベトナム全土、ひいては東南アジア全域に広がることで、日本のように、普段から「かかりつけ医」が患者の健康状態を管理し、重症化を防ぐというフローを文化とし、大病院に患者と医療従事者が集中する「医療偏在の解消」を目指したいと考えています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

メドリング株式会社 プレスリリース
https://metic.jp/jp/press-release-metic-aeon-mall-ha-dong/

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