IT化のメリットを、外国人労働者にも
外国人労働者向けの、サービスアプリの多言語化が進んでいる。2020年8月11日、現場管理アプリ「カミナシ」を運営する株式会社カミナシは、アプリの多言語化を2020年10月より開始することを発表した。
Wovn Technologies株式会社が提供するアプリ多言語化ソリューション「WOVN.app」を導入し、現場管理アプリ「カミナシ」を9ヵ国語(英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、ベトナム語、ネパール語、ポルトガル語、タイ語、タガログ語、インドネシア語)で利用できるようになる。
現場管理アプリ「カミナシ」は、従来、紙やエクセルで行っていた事務作業をデジタル化することで、業務の効率化を図る、製造・小売・飲食・運輸など多業種の現場で活用できるアプリだ。
本アプリの多言語化により、外国人労働者でも、母国語によるスムーズな情報取得や文字入力などが出来、作業効率化のメリットを得られる。
求人情報を多言語化、よりよい就職マッチングを
2020年8月12日、ユアブライト株式会社は、在日外国人に特化した求人検索サイト「Oyen」をリリースした。
まず取り組んだのが、在日ベトナム人に特化した、ベトナム語による日本の求人掲載だ。すでに800件を超える求人情報が掲載されている。将来的にはベトラム語以外の多言語化対応も進めていく。
コロナウイルスの影響により、突然の解雇通告や内定辞退など、日本での仕事が見つからない、と深刻に悩む在日外国人が増えている。そういった背景から、外国人対応可能な就職先と、仕事を探す在日外国人をマッチングさせるサポートとして、本アプリを開発するに至った。
外国人労働者が働きやすい環境を整えるべく、こういったWebサービスの多言語化はますます増えていくだろう。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社カミナシ プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000054269.html
ユアブライト株式会社 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000040615.html