人工知能を活用したバーチャル・アナウンサー
AI自動音声システム『AIアナウンサー「荒木ゆい」』が、3月27日、神戸市の防災行政無線に採用されました。
株式会社Specteeが提供する「荒木ゆい」は、日本語及び英語などの多言語に対応、人に近い自然な発音やアクセント、イントネーションを学習し、自動でニュースなどの原稿を読み上げる、人工知能を活用したバーチャル・アナウンサーです。
今回、この「荒木ゆい」が神戸市に導入されました。これにより同市では、外部からの防災行政無線の放送、ドローンを活用した避難誘導など、災害時にこれまでより安全に災害対応が行えるようになりました。
簡単な操作でどこからでも放送が可能
「荒木ゆい」は、文章の作成や放送設定も簡単な操作ででき、より効率的かつ効果的な放送が行えます。インターネット環境さえあれば、どこからでもすみやかに防災行政無線の放送が可能です。
神戸市では、平成24年度から災害発生時における重要箇所にデジタル防災行政無線を設置、今回は防災行政無線の操作卓の更新とともに、より効率的で効果的な情報発信に向け、AIによる音声合成システムの導入を行いました。
また2019年には、AIアナウンサーの技術とスピーカーを搭載したドローンを活用し、上空から避難を多言語で呼びかける実証実験を行いました。災害時には市などの職員も被災しないよう、安全な場所から避難を呼びかけなければなりません。
同社では、AIリアルタイム危機管理サービス「Spectee Pro」の提供のほか、AIを活用した画像解析やAIアナウンサーなど、さまざまなAI開発に取り組んでいます。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社Spectee プレスリリース
https://prtimes.jp/