自動運転車両で次世代型モビリティサービスの実証試験へ、多言語での説明も

日本庭園ルートでは多言語アバターで歴史や文化を学ぶ

パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、三井物産株式会社(以下、三井物産)、凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)、株式会社博報堂(以下、博報堂)、西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)、および万博記念公園マネジメント・パートナーズとともに、大阪の万博記念公園にて、自動運転車両を活用した次世代型モビリティサービスの実証試験を共同で実施することを発表しました。

この実証試験では、小型自動運転電気自動車「ARMA」に、パナソニックが開発中の透明ディスプレイを搭載し、透過して見える公園や庭園の風景と、ディスプレイに映し出される対話型アバターや多言語対応型アバターによるガイダンス映像を折り重ねて見ながら移動することで、楽しみながら学べるエデュテイメント(エデュケーションとエンターテイメントを合わせたもの)を可能にした移動体験型サービスとして提供します。

実証実験の期間は、2020年10月23日から11月16日までの金・土・日・月曜日で、合計16日。

走行ルートは2種類で、「パビリオンルート」は、1970年万博のパビリオン跡地を巡りながら、対話型アバターにより、50年間の進歩と調和の変遷、そして2025年万博の未来も垣間見られるタイムマシン型エデュテイメントとなっています。

また、「日本庭園ルート」は、公園内の日本庭園を巡り、日本語・英語・中国語・韓国語を選択できる多言語型アバターにより、その背景にある歴史や文化を、ストーリー性あるガイダンスで楽しく学べるエデュテイメントとなっています。

移動体験型サービスの実装を目指す

今回の実証実験では、パナソニックがディスプレイと多言語アバター、表情分析システムを提供し、三井物産がプロジェクトマネジメントと車両調達・運行管理委託を担当します。また、凸版印刷は、対話型アバターの提供とコンテンツ企画と制作、博報堂はKPI設定とデータ分析、JR西日本は広報とPRを担当します。

この実証実験により、1970年万博や万博記念公園の持つ魅力や潜在価値を引き出し、万博記念公園のさらなる活性化の実現可能性を検証し、このサービスの実装を目指します。

また、2025年の大阪・関西万博の機運を高めることに寄与することも目指しています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

パナソニック株式会社 プレスリリース
https://news.panasonic.com/

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