コロナ禍でのインバウンド施策
日本政府観光局(JNTO)は、9月25日、「コロナ禍におけるインバウンドの情報発信実例」について伝えました。
世界中の人々がより多くの時間をデジタルに費やす傾向があるコロナ禍において、オンライン上にて適切なメッセージを発信することは、今後に向けての国内各地域におけるインバウンド施策として重要であると考えられます。
ユーザー参加型「バーチャル旅行投稿」
その実例としてJNTOでは、コロナ禍におけるJNTOのオンライン情報発信方針、「行動制限等でストレスが溜まるユーザーをリラックスさせ、楽しんでもらうことができるコンテンツ」などに基づいた、Instagramのストーリー機能を利用した「バーチャル旅行投稿」について紹介しています。
これは、国内の観光地を紹介しながらクイズなどを盛り込み、週1回のペースでストーリー投稿ができる、ユーザー参加型の情報発信となります。ストーリーを通じて、関連Webサイトなどへの有機的な連携につなげることができるのも利点の一つです。
仮想的訪日観光体験ができる動画コンテンツ
また、同情報発信方針、「VR動画やオンライン花見等、仮想的訪日観光体験ができるコンテンツ」などとしては、VR360度動画にて伏見稲荷大社、東京タワーなどの観光地のほか、ゲームセンターや回転寿司などを紹介し、ユーザーからの高い反応や外部メディアからの注目も集めました。
ウィズコロナのインバウンドは、デジタルマーケティングが何よりも大切です。JNTOでは今から取り組めることとして、「各市場の旅行業界・消費者の最新動向の把握」と「将来の訪日につながり得る継続的な情報発信」の2つを挙げています。
めまぐるしく変化する情報社会の中で、コロナ禍における最新動向の把握はとても重要となります。また、継続的な情報発信は状況が改善した際に、日本や日本の各地域が旅行先の候補の一つとして選ばれるためにも重要な取り組みとなります。
(画像はPAKUTASOより)
▼外部リンク
コロナ禍におけるインバウンドの情報発信実例
https://action.jnto.go.jp/note/2497