神宮前小学校で地域在住クリエイターらも含めた制作活動を実施
一般財団法人渋谷区観光協会、表参道ヒルズ、株式会社ナビタイムジャパンは14日、渋谷区における地域交流や地域の魅力をグローバルに発信することを目的とした協働プロジェクトの第2弾として、渋谷区立神宮前小学校5年生の総合学習授業で、原宿をフィールドとした地域観光学習支援を行ったと発表しました。
プロジェクト第1弾では、千駄谷小学校の生徒と地域の人々とが協力して訪日客向けの英語による観光ガイドマップ制作を行っており、それに続く取り組みとなっています。
今回は観光ガイド「HARAJUKU MAP」を作成しましたが、英語・日本語の多言語対応とし、将来的な訪日客向けコンテンツとして、また“地域の情報誌”として役立つ仕上がりを意識したそうです。
みんなでつくり、楽しむ渋谷を多言語で発信
授業では、地域のクリエイターを含めた各専門家による講義やワークショップ、フィールドワークが実施され、子どもたちはそれぞれに店舗へのヒアリングや移動のビッグデータを活用した地域の課題抽出を進め、編集テーマを決定、取材・写真撮影・編集・イラスト制作までを3カ月、20コマ分の授業時間で実行しました。
小学生ならではの視点も活かされたユニークな仕上がりで、スイーツ、土産、隠れスポット、インスタ映えスポット、和を感じられるスポット、旅の最終日に行きたいスポットなどがジャンル別に掲載されています。
今後、表参道ヒルズや観光案内所、駅など地域の協力を得て渋谷区内で配付される予定で、さまざまな来街者・世代、外国人へのリーチが期待されます。共同プロジェクトがその趣旨とする、外国人を対象にした多言語でのコミュニケーション促進、東京五輪開催に向けた情報発信の強化にも寄与するでしょう。
インバウンドへの関心が高まる一方、地域側の受け入れ態勢や未来の地域活動のあり方、訪れる人と地域住民の理想的な交流スタイルなど、基礎となる仕組みづくりにおける課題はなお多く、渋谷区ではこれら活動を通じた検討を進めています。
観光資源の活かし方と多言語化における取り組みとしても、先進事例として、今後がさらに注目されます。
（画像はプレスリリースより）
▼外部リンク
一般財団法人渋谷区観光協会によるプレスリリース（PR TIMES）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000019275.html