無人AI案内と有人での遠隔接客の組み合わせ
凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)は、従来の多言語AI案内サイネージ「BotFriends Vision」による無人AI案内と有人での遠隔接客を組み合わせた「BotFriends Vision+」の提供を開始しました。
これまでの「多言語音声での案内」「バリアフリーに配慮した筐体設計」に加えて、ネットワークを介した案内係による遠隔接客案内が可能です。これにより、AIだけでは回答ができない複雑な案内が対応可能となるとともに、非接触・非対面の案内接客が実現し、案内係の業務負担の軽減、安全性の確保に貢献します。
「BotFriends Vision+」の特徴としては、AIと人によるハイブリッドな接客案内です。利用者から尋ねられる同様の質問は多言語AIチャットボットによる自動応答で対応し、対応が難しい質問やイベント開催などと連動した案内については、遠隔操作で人による案内を行います。
遠隔での接客では、バーチャルキャラクターを使ったり、案内係スタッフの映像や音声を使ったり、複数のパターンで、利用しやすく楽しめるような接客となっています。
業務負担軽減、非接触・非対面で安全
従来の「BotFriends Vision」による駅や公共施設、商業施設における無人AI案内では、AIに学習させていない内容についての案内や、複雑な内容の案内などについて、AIで回答することができず、利用者が窓口で再度質問することとなり、手間がかかっていました。
また、昨今のコロナ禍で非接触・非対面による案内業務が求められていたことから、凸版印刷は、AIチャットボットによる無人接客と有人での遠隔接客を組み合わせた「BotFriends Vision+」を開発したものです。
「BotFriends Vision+」は、JR東日本が実施する「モビリティ変革コンソーシアム」の実証実験にて、JR山手線の高輪ゲートウェイ駅に2台設置され、その他に、従来の「BotFriends Vision」が高輪ゲートウェイ駅に3台、新宿駅に5台設置されます。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
凸版印刷株式会社 プレスリリース
https://www.toppan.co.jp/