イヤホンガイド、リニューアルした字幕システムを「国立劇場おきなわ」に導入

最大6言語の字幕表示か可能

株式会社イヤホンガイド(以下、イヤホンガイド)は、同社が開発した字幕システム「G-marc」を、沖縄県浦添市にある「国立劇場おきなわ」に導入したことを発表しました。

今回リニューアルした字幕システムには、大型のLED表示機に「無線ポータブル字幕システム」(以下、ポータブル字幕)が搭載され、インバウンドやバリアフリーのサービスにも対応ができるようになりました。

ポータブル字幕は、エヴィクサー株式会社の持つ「Another Track」の音響通信技術を使った、イヤホンガイドとの共同事業として開発したアプリを使用し、人の耳に聞こえない周波数帯の「非可聴音」を使って端末に字幕を表示するシステムです。

また、ポータブル字幕は、専用アプリがプリセットされている端末を貸し出すことによって、多言語にも対応し、外国人の観客へ向けて、英語をはじめ最大6言語の字幕表示か可能です。

LED字幕とポータブル字幕を常設

劇場にLED字幕とポータブル字幕が常設されるのは、「国立劇場おきなわ」が国内では初めてで、3月13日の組踊公演「手水の縁」よりサービスが開始されました。

13日当日は、舞台の両端に設置されたLED字幕に、沖縄の方言を現代語に訳した日本語を表示し、また、ポータブル字幕は専用アプリがプリセットされているスマホ型のタブレットに英語を表示させ、希望者に貸し出しました。

今回リニューアルされたLED字幕は、字幕機本体の大きさは今までと同じですが、表示部分が拡大されたことにより、文字が大きくなり、また、LEDのピッチが8mmから4mmになったことにより、文字がより鮮明に見やすくなりました。

さらに、フルカラー表示が可能で、文字だけではなく画像や動画も表示することができ、字幕表示機として多彩な表現が可能となりました。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社イヤホンガイド プレスリリース(@Press)
https://www.atpress.ne.jp/news/251998

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