移動空間上でも利用可能、多言語音声観光ガイドシステム

外国人観光客の顧客体験を向上

株式会社ピラミッドフィルムクアドラは8月9日、移動空間においてもサービス提供が可能な、スマートフォン向けの多言語音声観光ガイドシステムを開発、企業などへの導入を推進するとしました。

同システムは、旅行客が観光スポットなどを訪れた際に利用する音声ガイドシステムにて、高精度なGPS位置情報とオリジナル技術により、移動空間にあっても複数言語に対応した観光ガイドツアーが提供できるサービスです。

このシステムによるサービスの提供を通じ同社では今後、インバウンド需要の回復や増加なども視野に入れながら、外国人観光客の顧客体験の向上を目指すとともに顧客企業の成長にも貢献していきます。

地域の広範囲を巡るバスツアーにも

利用者は、スマートフォンの端末にイヤホンをつないで装着し、あらかじめ設定されたポイントに到着すると、イヤホンから翻訳されたツアーガイドの音声が聞けます。現在8言語に対応、一定の速度がある乗り物にて名所旧跡などを巡るツアーのほか、地域を広範囲に移動するバスツアーなどにも利用できます。

また同社では現在、琵琶湖疏水を巡る「びわ湖疏水船」にて、同システムの来春の実装に向けた開発を進めています。実証実験では、時速13kmの速度で移動する「びわ湖疏水船」においても、多言語にて音声とともに楽しめることが確認できました。

同社では、「乗り物に乗った移動空間上」にて複数言語に対応した音声ガイドシステムが少ない、という課題を解決すべく同システムの開発に至りました。今後は対応言語数を増やし、さらには海外での事業など新たなビジネスへの展開も目指します。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

株式会社ピラミッドフィルムクアドラ プレスリリース
https://prtimes.jp/

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