ファミリーマート、新入社員の研修にVR技術を活用

社員研修にVRを活用、教育にかかる時間を大幅短縮

株式会社ファミリーマートは、新入社員の研修にInstaVR株式会社が提供するバーチャル・リアリティ(以下VR)プラットフォーム「InstaVR(インスタブイアール)」を導入したことを、2020年10月12日に発表しました。

同社は、VRを活用した社員研修の実施により、店舗オペレーションの習得に要する時間を、1人あたり約60時間削減することに成功しています。

実践的なオペレーションをVRコンテンツ化、多言語対応も

ファミリーマートは、VR社員研修プログラムを構築する上、店舗オペレーションを網羅する960ものVRコンテンツを開発しました。

そして多様な学習ニーズに対応するべく、InstaVRの高速VR化システムを活用し、多言語自動翻訳機能で全てのコンテンツを多言語化しています。対応言語は、日本語・英語・中国語・シンハラ語・ベトナム語・ネパール語の6言語です。

さらにInstaVRでは、研修プログラムの進捗状況を遠隔でもリアルタイムに確認することが出来ます。

VR社員研修プログラムで実証実験

ファミリーマートは、直営店の新入社員を対象に実証実験を行っています。VR社員研修プログラムを利用する場合と、従来の対面教育の社員研修プログラムを利用する場合で、業務習得にかかる時間に差が出るか、比較をしました。

結果として、1人での学習が可能になったVR社員研修プログラム側は、教える人・教わる人の教育時間がそれぞれ約30時間も短縮され、従来の研修プログラムと比較すると、新入社員1人あたりの教育時間を約60時間も削減できたことを実証しました。

ウィズコロナ時代のこれから、ファミリーマートは対面時間を減らして効率よく教育できるVR社員研修プログラムを、全国のフランチャイズ加盟店へ導入していくことも視野に入れ、社員教育制度の充実を図っています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

ファミリーマート 公式サイト ニュースリリース
https://www.family.co.jp/

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