都営地下鉄にAIで多言語対応の案内ロボ!非対面でも手厚いおもてなし

ロボとディスプレイであらゆる利用者をサポート

東京都交通局は9日、東京を訪れる旅行者などに向けた新サービスとして、地下鉄利用をサポートする対話型のロボットコンシェルジュを導入すると発表しました。都営浅草線新橋駅と、都営大江戸線新宿西口駅へ設置され、10月14日より運用開始となっています。

このロボットコンシェルジュは、AIを活用したロボットと付属のディスプレイで、乗り換え経路や駅構内の設備、出口情報、駅周辺の情報、観光情報、お得な乗車券の案内などを案内します。

情報は音声対話と、操作用のタッチパネル式ディスプレイにおける表示で提供し、日本語、英語、中国語の3カ国語をサポート、多言語化対応で、日本語でのコミュニケーションが困難な訪日外国人などの利便性が考慮されています。

東京を初めて訪れる外国人を含め、さまざまな人に、より都営地下鉄を快適な足として利活用し、駅周辺エリアの観光なども楽しんでもらう方針です。

新型コロナを意識した“非対面”のメリットも

情報の提供は、ロボットとの音声会話やディスプレイ表示でなされるため、人との接触を伴わない非対面での“おもてなし”となり、新型コロナウイルスの影響が続く中でも、安心・安全に手厚いサービスを実現できる点でも期待されています。

利用者は案内された内容をQRコード表示で出力させ、スマートフォンで撮影して持ち帰ることもでき、多言語での案内を確認しながら駅構内を進んだり、街の散策を行ったりすることが可能です。

設置されるのは、都営浅草線新橋駅の改札外と、都営大江戸線新宿西口駅の地下1階コンコースの2箇所、稼働時間は10時から20時までとされています。

新橋駅のロボは、コンパクトで可愛らしい「Sota」、新宿西口駅はより人のようななめらかな動きを実現し、ユーモアのある仕草もみせるアンドロイドタイプの「ARISA」です。

「Sota」は、多彩なモーションや感情を表現する効果音が特徴的で、対する「ARISA」は、記念撮影機能など、単なる案内にとどまらないエンターテインメント性を発揮できる特性をもっています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

東京都交通局 プレスリリース
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/

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